超火葬戦記人物ファイル


 異世界に迷い込んだ戦艦 大和とその乗組員たちの戦いを描く超火葬戦記
 いつものようにこの作品に登場するキャラクターたちの特徴と解説を以下に記す。

 私の頭の中でのみ自己完結している話であるのは確かなので少しでも理解を深めてくれればありがたい。



 戦艦 大和関係者
 
○山本 光

 戦艦 大和艦長。
 拙作大火葬戦史に引き続いて登場。
 基本的に建前を嫌い、本音で生きるような男(躁状態の作者がモデル)なので読者から絶大な人気を誇っていた。(彼が相互リンク先の小説にまで出張しているのだから自分でも驚きである)
 そして今回、遂には主役にまで上り詰めるという大躍進を遂げた。
 
 日本に残してきた恋人のことを思うあまり、当初はレパルラントの戦争に否介入の立場を取っていた。
 しかしマリアやニコライの説得により重い腰を上げ、さらにレパルラントの住民と接触を持ったことから情が移り、遂にはレパルラント最大の戦力を統べる男となることを是とする。


○辻 歳一

 戦艦 大和副長。
 明るい性格の男で大和をよくまとめている有能な軍人。
 情に厚くレパルラント介入に真っ先に同意している。
 尚、趣味はギターだが鬼畜モノも大好きらしい。


○東 誠一

 戦艦 大和機関長。
 マリアナ沖であそこまで叩かれた大和の機関をなだめすかし、六ノットで航行可能なまでにしたことからも彼の優秀さが窺える。
 どうでもいい話だが彼は鬼畜モノは生理的に受け付けないらしい。


○東條 祐樹

 戦艦 大和砲術長。
 ゼーシー付近での会戦の際の援護射撃を見る限り、彼の砲術の腕前は天下一品であることからフィリピン戦後に大和に配属になったものと思われる。
 どちらかというと真面目な人柄であるが、それでも山本の周囲にいるだけあってジョークを充分に解することだってできる。というか好きなほうかもしれない。
 辻曰く「メンバーの中で一番エロなのは奴」。


○清水 啓司

 戦艦 大和航海長。
 彼は大和の中でも少し変わったポジションについており、女よりも軍艦(というか兵器全般)の方がいいというある意味で処置なしな変人。
 しかも言い出す内容が濃いために大和でも山本にしか理解してもらえないという難点がある。
 数学が苦手なコイツに航海長をやらせていいのだろうか?




諸民族連合軍関係者

○ニコライ・リーフェン

 鳥の頭と人の体。そして背中に翼を持つクラナス族の男。
 クラナス族最速の男であるらしく、そのスピードは群を抜いている。
 大和登場後は大和の連絡係となったようだ。
 性格は真面目一徹であり山本の奇行にしばしば頭を悩まされることもある。


○マリア・カスタード

 ヒューマン族(人間)の美少女。
 まだ二〇歳にもなっていないのに「レパルラント一の科学者」とまで称される天才。

 どうも出生に秘密を抱えており、それあっての知能であるらしいのだが…………?
 尚、名前と容姿(これは作者のイメージだけだけど)のみALICE SOFTの代表作のランスシリーズの最強眼鏡ッ娘から拝借してはいるが、大火葬に登場したパクリキャラのように原作を踏襲したイベントを用意するつもりはさらさら無いのでご注意あれ、とは作者の言葉。


○ルフォード・ハーマイン

 ケンタウロス族のみで構成されている「一陣の風」隊の隊長。


○コ・メイ

 レパルラント諸民族連合軍を率いるミノス族の族長の老人。
 しかしその肉体は老いというもの拒絶するかのように瑞々しく、屈強である。
 その体格から力押しを好む猛将と思われがちであるが、実際は「智の軍神」と称されるほどの名将。
 大和の前にレパルラントに現れた巡洋艦 畝傍と共に千年戦争終決に尽力したらしい。


○ヨーク・アルビース

 レパルラント諸民族連合軍の参謀長で、エルフ族の族長。
 コ・メイとは旧知の仲であり、落ち着いた、冷静な判断が下せるというまさに参謀の資質にあふれる男。
 現在、後述するアストリア・カーフを後継者と睨んでおり、彼にエルフ族を任せたがっている。


○ロウガ

 歩兵小隊「ルシファー」を率いるヴェオ・ウルフ族の青年。
 愛用の片刃の刀 ゲッコウを振るい、竜人たちに対して一歩も引かないほどの戦闘能力を誇る。
 また、彼の地を駆ける速度は大陸一と言っても過言ではないだろう。
 私生活においてはややニヒルな面があるが、部下の面倒見のいい、よき上官である。


○デバイス

 「ルシファー」の一員のヒューマン。
 どうも千年戦争にも従軍していたらしく、隊員からは「父っつぁん」と慕われている。
 銃火器の扱いに長けており、マリアの開発した銃火器を簡単に扱いきってみせる。
 私生活はおろか戦場でも酒瓶を手放さないほどの酒豪であるが、酒に酔うことはあまりないようだ。


○アストリア・カーフ

 エルフ族の青年。
 とてつもない怠け者であり、「しなくていいのならば呼吸をすることすらわずらわしい」と公言するほどである。
 しかしその魔力の高さは大陸随一であり、またありとあらゆる精霊に(向こうの方から)好かれるという特異体質。
 本人はそれを少々うざったいと思っているようだ。


○アンデラ・バルザック

 クラナス族族長にしてレパルラント政府の代表。
 理論よりも理想を重視する政治家。
 千年戦争で疲れ果てた大陸を立て直すべく尽力していたのだが、竜人たちの叛乱に手を焼いていた。


○リチャード・バルークス

 竜人族の長 バルバロッサの長男。
 しかし父の起こした戦争に疑問を抱き、少数の賛同者と共に諸民族連合軍の軍門につく。
 自らの父がこの戦争の元凶ということに心を痛め、迷っていたが、直感で行動する山本と出会い、次第に迷いを捨て始めることになる。



竜人側関係者
 
○バルバロッサ・バルークス

 覇王。竜人族の長。
 その絶大なカリスマをもって竜人を一つにまとめ上げ、レパルラントのすべての民族に戦争をしかけた。
 しかし彼には何らかの目的があるという。
 それを知るのは一握りの者でしかない。


○ヒュー・エンデン

 竜人族の若き将軍。
 竜人族に絶対的な誇りを抱いており、「竜人族がこの大陸を支配当地するのは至極当たり前。自然の摂理である」と主張する。
 尚、思考回路的にはいささか古めかしい所があり、なんと騎士道を信奉しているらしい。


○ギザ・トブルク

 竜人族最強の魔道士。
 冷徹な男であり、彼のたてる作戦の多くは策謀と呼ぶべき代物が多い。ヒュー・エンデンなどは彼の作戦が気に喰わない。
 しかしキチンとタイミングはわきまえており、彼がいざ!と起こす策謀は確実な戦果を示しているのもまた事実。
 機動榴弾砲 ダイダロスの設計など、なかなかの頭脳を誇るようだ。


○シュラ・ラークス

 アームドウイング族でありながら竜人族に手を借す裏切り者。
 その戦闘力はロウガに匹敵しているほど高い。
 戦争を楽しむかのような言動が目立つ。
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