大火葬神話
第二話「舞い降りた天空の城」


 一九八五年九月一五日。
 完全自立型無人PA『マシンヘッド』の叛乱勃発から二日後。
 ドイツ第三帝国首都ベルリン。
ヨーロッパ、アフリカ、アジア、ロシア、アメリカ………戦線は全世界か」
 元々は傭兵派遣会社『アフリカの星』陸上部隊指揮官を勤めていたカシーム・アシャがため息混じりに呟いた。
 アシャは『ソード・オブ・ピース』設立後、『ソード・オブ・ピース』の中将として各地の戦後処理に従事していた。しかし此度のマシンヘッドの叛乱に際し、現場に復帰したのであった。
「現在、戦線は独仏の国境付近にまで下がっています」
 そう言ったのは、かつてリベルの地でアシャの副官として辣腕を振るっていたサーラ・シーブルーであった。彼女もアシャの現場復帰に伴う形で前線部隊のナンバー2として返り咲いたのであった。階級は中佐となっている。
「マシンヘッドはやはり強力って事か………」
「それもさることながら………」
「?」
「やはり『ソード・オブ・ピース』設立後の軍隊解体が響いていますね」
「それを言われると弱いんだよなぁ………」
 アシャはサーラの言葉を笑ってやり過ごそうとして失敗した。サーラが指摘したのは笑いとばすにはシビアすぎる現実であった。
『ソード・オブ・ピース』設立後、国連主導によって全世界の軍隊は解体の道を歩んでいたのだった。そのためにフランス国内では、フランスに駐屯していたマシンヘッド・ヨーロッパ方面軍二万の軍勢に、わずか四〇〇〇の兵力で立ち向かわなければならなかった。
 おまけに兵の数は四〇〇〇でも武器の絶対数が足りず、マシンヘッドの叛乱開始からわずか数時間でパリが陥落したほどであった。
 アシャ着任後はヨーロッパ中の戦力をドイツ国内に集結させ、ドイツをヨーロッパの防波堤とする一大迎撃作戦を行っているが、全ヨーロッパからかき集めたにも関わらずアシャの手元にあるのはわずか四個師団だけであった。
 とてもマシンヘッド・ヨーロッパ方面軍に勝つことなど望めない戦力でしかなかった。
「PAが足りなさ過ぎる………マシンヘッドがあるから、PAは最優先で解体してたからなぁ………」
「愚痴ってても何の解決にはなりませんわ。ともかく少しでもマシンヘッドの進撃速度を緩めないといけません」
「ああ、わかっちゃいるんだがね………」
 アシャは一度頭を掻き、何か良策は無いものかと知恵を巡らせる。
 しかしさすがのアシャにも戦力の絶対数が足りていない以上、泥縄以外の手段を取ることは難しそうであった。



「ヨーロッパではドイツを絶対防衛圏し、ドイツにヨーロッパ中の戦力を集結させたそうだな。さすがは元傭兵部隊指揮官のアシャ中将らしい堅実な作戦だ」
 ロシアの広大な大地にもマシンヘッドは配属されていた。
 現在、元ソ連軍の軍人と『ソード・オブ・ピース』ロシア方面部隊の者たちが集い、ボルガ川にて必死にマシンヘッドの進撃を食い止めていた。
『ソード・オブ・ピース』ロシア方面部隊指揮官は、かつてのリベル内紛の際にソ連から派遣されていたソビエト人民義勇隊の指揮官であったヨシフ・キヤ・マモト少将であった。
「とにかく火力を集中させるんだ! 重砲の弾幕射撃でマシンヘッドの足を食い止めてやれ!!」
 攻撃一辺倒型指揮官であるマモトらしい基本方針であった。マモトは最前線の重砲部隊のすぐ隣に司令部を置き、マシンヘッド相手に効率的に砲弾を叩き込ませていた。
「マモト少将………このままでは明日の夜には砲弾が無くなってしまいます! 少し砲撃を控えた方が………」
「バカか、お前は! ここで砲撃の密度を少しでも落としてみろ! マシンヘッドの奴らがあっという間にボルガ川を渡河して俺たちを蹂躙するだろうが! 参謀連中は四の五の言わずに、モスクワに話をつけて、さっさと砲弾の追加を持ってこさせることを考えてろ!!」
 リベルにて戦死した俺の相棒であったスチョーパが生きていれば………マモトはそう思わずにはいられなかった。スチョーパならばこのようなことを指示しなくてもわかってくれていたのに………
「チッ。そう言って死者が甦る訳じゃねーんだけどな」
 マモトはわかっていながらも呟いてしまった。
「………にしても」
 マモトはふと空を見上げて呟いた。
「アンナは無事なんだろうか………」



 モスクワ市。
「空襲警報! 空襲警報!!」
 けたたましい警報の音がモスクワ市中に轟く。モスクワの市民は我先にと防空壕代わりになる地下鉄の駅を目指して走っていた。
 そんな中にアンナはいた。
「キャッ………」
 アンナは誰かにぶつかられ、バランスを崩してよろめいてしまう。
「邪魔だ! どけ!!」
 しかし少しでも早く地下鉄の駅に入り、安全を確保したい市民たちはふらつくアンナを押しのけて行こうとする。アンナはさらに誰かに突き飛ばされる形となった。地下鉄を目指して人々は団子状態となっている。もしもこんな状況で転びでもしたら………逃げ惑う人々に踏み潰されてしまうのは目に見えている。
 だがアンナは転ばなかった。誰かが転びかけたアンナを支えてくれたのだった。
「マモト………さん?」
 アンナは思わず自分の保護者の名前を呟いた。
 しかし彼女を助けたのは彼女の保護者ではなかった。
「大丈夫かね?」
 アンナを支えたのは白髪の老人であった。しかし老人なのは髪の色と声くらいで、肉体は経年を拒否するかのようにガッシリと引き締まっていた。そして老人からはマモトと同じ匂いがしていた。最前線で戦っていた軍人の体に染み付く硝煙の匂い。
「あ、あの!?」
「こっちに来なさい。もう地下鉄は一杯のはずだ」
 老人はアンナの手を引いて走り始める。その方向は地下鉄からは離れていた。
「ど、どこに行くの?」
 どこに向かっているのは心配になったアンナは少し怯えた声で尋ねた。老人の正体もわからないのだ。気を許すことができるわけがない。
「儂の家だよ。儂の家にはちょっとしたシェルターがあるんでな。あのシェルターは儂一人入るには大きすぎる。君くらいなら余裕で入るだろう」
「シェルター?」
 老人に連れられた家には確かにシェルターがあった。それも核戦争にも耐えうるような立派な物が。老人はアンナをシェルターの中に入れると自分も入り込んだ。
 ソ連は共産主義国家である。そのためにどの家でもだいたい同じような収入であるはずだ。そんな国で耐核シェルターのような、無くても一向に構わない物を持つ。アンナには、ますますこの老人の正体が疑わしくなった。
「あ、あの………貴方は………誰なの?」
「儂か? 儂の名はレリューコフ・バーコフだ」
「レリューコフ………」
 アンナはその名前に聞き覚えがあった。
 確かマモトさんが何度か私に話してくれた名前だったと思う。
 そう、確か………
「ソ連軍大将………赤軍が誇る『第二のトハチェフスキー』………」
「ほう? 若いのに儂のことを知ってたのか」
「マモトさんの………師匠だと聞いてますから」
「マモト? おお、そうか! 君がアンナ嬢だったのか!!」
 レリューコフが手を叩いた瞬間、いよいよ爆撃が開始されたらしかった。爆弾が大気をつんざく音。そして爆発音、衝撃。
 数多の戦場を駆けたレリューコフにとっては屁でもないのだろうが、アンナには耐え難い恐怖であった。しかし如何に耐えがたくとも耐えなければならない恐怖でもあった。



 モスクワ上空高度三〇万メートル。
 空と宇宙の境目。亜宇宙とでも呼ぶべき世界にそれはいた。
「マシンヘッド爆撃隊、モスクワに侵入しました」
 辺り一面を覆いつくす計器類。計器類に囲まれながら作業を続ける男たち。そこはまるでSFアニメの世界であった。
 大日本帝国が開発した対攻撃衛星用攻撃衛星二号………通称、宇宙戦艦 ヤマト。ヤマトは『ソード・オブ・ピース』設立後、同組織に編入されることになり、国連が所有する唯一の有人監視衛星として機能していた。
 しかしマシンヘッドの叛乱以後、ヤマトは久方ぶりに本来の機能を取り戻しつつあった。
「マシンヘッドは航空機も持っているんだったか」
 ヤマトの隊員の一人である中林軍曹が呟いた。まるで鉛筆のようにひょろ長い背格好の男である。
「マシンヘッドは無人PAのみならず、無人戦闘爆撃機なども保有しています。たいていのものは一通り揃ってる感じですね。だからこそ有人兵器廃絶ができたわけですが」
 中林の疑問に答えたのは生嶋中尉であった。こちらは中林とは正反対に、チビのデブであった。
「モスクワの空軍はどうしたんだ? モスクワにはいわゆる東側の新鋭機が配備されているはずだが………」
 ヤマト艦長の元山 満大佐の言葉に対し、生嶋がバカにするような口調で言った。
「無人戦闘爆撃機 ゴーストX−9。通称『ゴーストバード』。無人機であるがためにパイロットのことをまったく気にする必要が無く、圧倒的なまでの高機動性を有し、コクピットが必要ない分だけ積載量も有人機を上回る………ミグ29でも勝てるわけ無いですよ」
 ヤマト乗員は諸事情により、オタクだけで構成されているというなかなかに特殊な人工比率を持っていた。
 元山は生嶋の階級差を全然気に止めようともしない口調に腹立たしさを感じていたが、それでも生嶋を怒鳴りつけるような真似はしなかった。元山はヤマト艦内で唯一真っ当な軍人として教育されている男であり、それ故にオタクたち(要はヤマト乗員)から総スカンを食らっているが、真っ当な軍人であるがために現状を一番よく認識しているのであった。
「艦長!」
 オペレーターの屋久少尉が蒼ざめた表情で元山を見やる。
「どうした?」
「申し訳ありません。下のモスクワに気がいってて、発見が遅れてしまいました」
「言い訳は後でしろ! とにかく何があった!?」
「本艦が………囲まれています!!」
「何!?」
 元山は艦長席に備え付けられている個人用端末を使い、ヤマトの周囲の状況を艦長用モニターに映し出させる。確かにヤマトは二〇近い数の攻撃衛星に囲まれていた。
「どういうことだ………攻撃衛星が何故こっちに近寄ってくるんだ!?」
「まさかマシンヘッドに乗っ取られたのか!?」
「じゃ、じゃあ標的は俺たちかよ!?」
「そりゃ………そうじゃないの? だって俺たちがいる限り、マシンヘッドは制宙権を握れないわけだし………」
「冗談じゃねぇ! 俺は死にたくないぞ!!」
「そうだ! 戦争反対!!」
 ヤマトが敵に囲まれている!!
 その事実はヤマト乗員を動揺させるに充分であった。口々に騒ぎ始める乗員たち。
「黙れ!!」
 しかしその喧騒を砕いたのは元山の一喝であった。
 乗員たちの視線が元山に集まる。
「お前たちが今、乗っているのは何だ? 中林軍曹、答えてみろ!!」
「そ、それは………ヤマトです」
「その正式名称は何だ!?」
「た、対攻撃衛星用攻撃衛星二号………」
 中林からその言葉を引き出させた元山は満足げに一度頷いた。
「そうだ。今、俺たちが乗っているのは攻撃衛星を攻撃するための衛星なんだ! つまり………こういう状況は想定範囲内だということだ!!」
「………あ」
「だから落ち着け! 各員、自分の持ち場に戻るんだ。今から俺の指示する通りに動け。俺は軍人で、上官だ。部下のお前たちに必ず、生きて日本の大地を踏ませてやるから安心しろ!!」
「……………」
「ち………」
「ち?」
「畜生! こうなったらトコトンまであがいてやるぞ!!」
 生嶋が半ばやけくそ気味に叫びながら自分の部署へ戻る。
「諦めないぞ! 投げ出さないぞ! 最後の最後の最後まで、負けないぞ!!」
 元山の一喝でヤマトのオタクたちの心に炎が灯った。この炎があれば負けることは無い。
 何故ならばヤマトは大日本帝国の総力を決して作られた、最強の宇宙戦艦だからだ!!



「敵、攻撃衛星がミサイルを発射しました!!」
「迎撃用意! この密度ならばパターンCの攻勢防御で行く!!」
 屋久の報告に間髪いれずに元山が反応する。
「パターンC、了解! ヤマト、これより敵衛星に向けて前進します!!」
「ヤマト、発進!!」
 ヤマトのメインエンジンに火が灯る。そしてロケットの推力で徐々に前へ進み始めるヤマト。
 そのヤマトに攻撃衛星より放たれたミサイルが四方八方より降り注ぐ。
「迎撃システム作動!!」
 ヤマトの艦体のあちこちに備えられている対空パルスレーザーが光の矢を放つ。光の矢は音の数倍の速さで進むミサイルを難なく捉え、弾頭に突き刺さる。弾頭を突き破られたミサイルは虚空に赤い華を空しく咲かせるだけであった。
「今度はこちらの番だな………主砲、よく狙って撃て!!」
「了解!!」
 ヤマトには三期の三連装砲塔が備え付けられている。ヤマトという名の由来は、そのシルエットが帝国海軍の戦艦 大和を非常に意識したものだからでもあった。
 しかし大和とは違い、ヤマトの主砲は四六センチ砲ではない。
「電路確保! いつでも撃てます!!」
「射ッ!!」
 ヤマトの三連砲塔レールガンが無音の空間で吼える。ヤマト乗員には発射時の振動が伝わるのみであった。
 しかし超高初速で放たれた砲弾はあやまたず攻撃衛星を貫いた。その破壊力は攻撃衛星を貫通し、さらに奥にいた別の衛星まで貫いたほどであった。
「ん? ………あれは」
 中林がモニターをじっと睨む。
「どうした?」
「ソ連が開発したレーザー砲搭載衛星を確認しました。確かオーロラとかいったと思いますが………」
「薀蓄は後にしろ………しかしレーザー搭載衛星は厄介だな。それを優先的に狙え」
「了解! ………あ、ちょっと待ってください!!」
 マシンヘッドも心得たものである。オーロラというレーザー砲搭載衛星を守るべく他の衛星を集めだしたのであった。
「これでは射線が遮られてしまい、撃てません!!」
「ふむ………オーロラを守るべく盾としたか………無人のコンピュータならではの戦法か………」
 元山は顎に手を添えて考える眼。しかし考えるまでもなかった。
「………よし。機関室、全速力で後進しろ。艦首はオーロラの方へ向けたままだ」
「え? ですがこのまま押し切った方がよろしいのでは?」
「いや、艦長は『アレ』を使うつもりだ」
「ああ、なるほど………了解! 全速力で後退します!!」
 ヤマト艦首の後進用ロケットノズルが炎を噴き上げ、慣性で前進を続けていたヤマトを押し戻す。
 マシンヘッドに乗っ取られた攻撃衛星たちはヤマトを逃がしはしないと追撃にかかる。
 退くヤマトと追う攻撃衛星。いつしか攻撃衛星の隊列は伸びきり、一直線に並ぶ形となっていた。
「今だ! 艦首極大出力粒子砲、発射用意!!」
 元山はすっくと艦長席から立ち上がって号令。
「了解! 波動砲、エネルギー充填を開始します!!」
 中林がノリノリでそれに応じる。
 そしてヤマトの艦首が二つに分かれ、そこから巨大な砲口が現れる。さらにヤマトの全エネルギーが艦首より現れた砲口に集う。そのために艦首の砲口は蒼白く輝き始めていた。
「………エネルギー充填一二〇%!!」
 本当は今でちょうど一〇〇%なのだが、「一二〇%と言うことが礼儀である」と(何故か)信じている生嶋はそう報告した。
「艦首極大出力粒子砲、発射!!」
「波動砲、発射!!」
 中林が波動砲こと艦首極大出力粒子砲のトリガーを引く。と同時に艦首の砲口から膨大なエネルギーの奔流が放たれる。そのエネルギーの渦は一直線に並んでいた攻撃衛星たちをすべて飲み込み、圧倒的な熱量で攻撃衛星を蒸発させてしまった。
 これこそがヤマトにとって最強兵器である艦首極大出力粒子砲。これを小型化したものが特機X−1 ガンフリーダムに搭載されていたGキャノンであった。
「敵攻撃衛星………全滅!!」
「やった! やったんだ!!」
「ハハハ! 勝った! 勝ったァ!!」
 ヤマトの乗員たちが歓喜を爆発させる。死地から逃れることができたのだ。喜ばない方がどうかしているだろう。
 その時、ヤマトに地球から無線が入った。
「こちら宇宙戦艦 ヤマト」
『久しぶりだね、ヤマトの諸君』
 そういって会話を始めたのは元大日本帝国統合作戦本部大尉の黒木 晃であった。
「黒木大尉………」
『冗談はさておいて………マシンヘッドに乗っ取られた攻撃衛星を排除したそうで。お疲れ様です』
「ようやく………ようやくヤマトが本領を発揮する時が来たようですね」
『その通りです。元々ヤマトは対攻撃衛星用攻撃衛星などと言われているが、有事の際に制宙権を確保したら地上に降り立って各軍の援護を行うことが主目的で開発されている………と、いうわけで今こそ本領を発揮していただきたい』
「望むところです!!」
 そう言ったのは中林であった。
「ヤマトに敵無しなことを教えてやりますよ」
 生嶋も乗り気であった。一度死地を潜り抜けたことが自信に繋がったのであろう。
『ではすぐに中国戦線に来てください。ヤマトを主軸に中国戦線で一大反抗作戦を計画していますので』
「了解! ではこれより宇宙戦艦 ヤマト、地上へ帰還します!!」
「ヤマト、大気圏降下モード」
 ヤマトの舷側より大気圏内航空用の翼が展開される。
「総員、大気圏降下をこれより開始する。繰り返す、大気圏降下をこれより開始する………」
 大気圏との摩擦で紅く煌きながら、天空の城は地上へと舞い降りた。
 窮地に立たされた人類を救うために………


マシンヘッドデータファイルNo.1
MH−01 コロッサス

全高:8.68メートル
自重:8.2トン
最大自走速度(バーニア未使用):163キロ
最大跳躍高(バーニア未使用):28メートル
最大作戦行動時間:78時間
装甲
チタン・セラミック複合装甲
動力源
ガスタービン・エンジン

固定武装
二〇ミリ機関砲×2(両腕部に一門ずつ搭載)
対PA用ナイフ(右足のアタッチメントに搭載)

装備可能武装
七六ミリマシンガン Neo−APAG(マニピュレーター(要するに手)に搭載)
一二〇ミリロングライフル ブリッツェン・ゲヴェア(同上)
対戦車ミサイル 与一 四連装発射基(肩部に搭載)


次回予告




の獅子、最後の出撃か………」




「総員、軽々しく死ぬな! 一秒でも長く粘れ!!




「俺は………約束したのでな」




大火葬神話
第三話「再会」へ続く




――これは人類最新の神話である


第一話「青天の砲声」

大火葬神話 第三話「再会」

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