軍神の御剣
第二七章「Permanent war circuit」


 核をリベルに使おうと試みた第三親衛大隊の叛乱から一週間余りが経とうとしていた。
 第三親衛大隊の叛乱未遂の際に結ばれた休戦協定は、未だ継続していた。
 リベル解放戦線は六月の末に行なわれた「マーケット・ガーデン」作戦以降は戦力の補充が追いついておらず、とても攻勢に出ることなど不可能であったし、政府軍は第三親衛大隊の叛乱の混乱の収集に追われていた。
 故に奇妙に平和な一週間が流れていた。



 リベルの夏は暑苦しいと感じることはなく、かといって寒いと感じるわけでもなかった。いわば人間が理想とする暑さであり、半袖のTシャツ一枚でおれば汗をかくこともなく、快適に過ごせた。
 エリシエル・スノウフリア――通称エリィはリベル人であり、そんなリベルの夏が大好きであった。
 しかし今の彼女は大好きな夏を謳歌する気分にはなれなかった。
 彼女は先の第三親衛大隊の叛乱の際に政府軍のレオンハルト・ウィンストンから聞かされた「嘆きの夜」の真相のことが渦巻いていたのだった。
 レオンハルトは確かに言った。
「『嘆きの夜』はリベルの繁栄の為に、リベル国民をソ連に売る行為であった。さらに犠牲者は自ら望んでその身を捧げた」と。
 レオンハルトの言葉が本当かどうかの確証などない。しかし万が一にもそれが本当であったなら?
 それはエリィがこのリベルの戦場で戦う理由の根底を破壊することに繋がった。何故ならば彼女は「嘆きの夜」の際に失った彼女の初恋の人のために戦っていたのだから。
 配給された食事のトレイを手持ち無沙汰にスプーンで叩きながら思案に沈むエリィ。
「どうした、何か悩みでもあるのか?」
 そんなエリィに声をかけたのはエリック・プレザンスであった。今のエリィにとって最も大切な婚約者。普段は明るく軽薄な表情をしているが、エリィは彼の内面は真面目で誠実な男であることを知っていた。
「ん………何でもないわ」
 エリィは笑顔を作ってエリックに言った。エリィはその笑顔に自信が持てなかった。その笑顔は無理につけた仮面のように強張っているのではないかと心配になる。
「そうか………何か困ったことがあったら俺に言えよ」
 エリックはそう言うとそれ以上の追及を止めた。エリィの笑顔を見て安心したというよりは、彼女を思いやるが故のように思えた。しかし彼が追求の矛を収めてくれたのはありがたかった。
 そして他愛のない話をエリックと交わす。
 不思議なことに他の何事をしていても「嘆きの夜」のことを忘れることはできなかったのに、エリックと話をしている時はそのようなことは全然思い出すことが無かった。エリックと話をしているとエリィの心は落ち着くのであった。



 一方でリベル人民共和国首都リベリオン。
 リベリオン中心部の政府関係者が住まういわば豪邸街。
「あ〜、暑い………」
 そう言ってだれているのはソ連がリベルに派遣したソビエト人民義勇隊司令であるヨシフ・キヤ・マモトであった。今の彼は軍服も着ず、私物の半袖Tシャツ(キリル文字で何故か「日本人民共和国 同志川宮万歳」と書かれている)を着て、だるそうに机に突っ伏していた。小国であるリベルにクーラーなどという高級品は無かった。
 そしてマモトが保護している少女、アンナはマモトに不思議な生き物を見るかのような視線を送っていた。
 アンナの視線を見て取ったマモトは少し苦そうな表情で言った。
「俺はガキの頃はずっとシベリアに住んでてなぁ。シベリアの気候になれちまったから暑いのがまったくダメになってなぁ」
 もっともシベリアにも短いが夏はある。わずか一月ほどの期間でしかないが、その間は平均気温が一七度近くまで上がる。しかしマモトにとっては厳しい冬の記憶の方が強烈に刻まれたのだろう。寒さに耐える術を自然と体は覚えていたが、暑さに耐える術は全然知らないのであった。
 アンナは室内の温度計を見る。二七度。確かにシベリアの記憶が強烈に残っているならば厳しいのかもしれなかった。
 あれ? 何でマモトさんはシベリアなんかにいたんだろう?
 アンナは新しい疑問に首をひねった。
「俺の爺さんがスターリンなのは前に話したよな?」
 マモトはアンナの内心の言葉が聞こえたかのようにすぐさま教えた。アンナにはそれが驚きであった。
「それでフルシチョフ時代の時のスターリン批判で俺の親父とお袋はシベリアに送られてなぁ。そこで生まれたのが俺さ」
 マモトは遠い眼をした。
「爺さんが滅茶苦茶したせいで俺も親父もお袋も、色々と苦労したが………それだけに親父とお袋は俺に期待して、俺に第二のスターリンになって欲しいという願いを込めて『ヨシフ』と名付けたそうなんだが………」
 何故かマモトは憐憫に近い表情をした。
「だが俺はそういうつもりはまったくない。軍人になったのだってシベリアから抜け出すためだったしな」
 アンナはマモトが明るい表情でそう告げたことに安堵を覚えた。この人がスターリンという悪魔の化身のような男にならないとわかったことはアンナに安心を保障した。
「まぁ、そんなどうでもいいことはさておいて………」
 マモトはそれ以上自分のことを語ることを止めた。
「アンナ、スマンがまた氷を削ってきてくれないか。ヤポンスキーのいうところの『カキゴオリ』とかいうのをやるから」
 アンナは頷くとすぐさま台所へと消えた。ちなみに彼にカキ氷という風習を教えたのは大日本帝国に潜入しているスパイのマカール・コタヴィッチであった。一時的にソ連本国に帰国していたマカールと交友関係を持つことになったマモトはカキ氷機をマカールからもらったのだった。今の今までは役に立たなかったが、リベルに来てからはほぼ連日の稼動状態であった。
 マモトはカキ氷が準備されるまでの間、机に突っ伏して暑さにとろける事にした。
「おやおや………泣く子も黙るスターリンの孫とは思えない醜態ですなぁ」
 マモトの聴覚が冷ややかな声を拾った。
「………誰だぁ、おい」
 面倒くさそうにムクリと体を起こすマモト。
「………誰だ、おい?」
 そこに立っていたのは見知らぬ男。薄気味悪いほどに白い肌を持ち、ひょろ長い痩身。年齢の特定のみならず何を考えているのかすら判別困難な顔をしており、髪は銀一色であった。
「これは失礼。私はヘルムート・フォン・ギュゼッペ。ソ連軍の技術中佐であります」
 ギュゼッペはそう言って敬礼。しかし敬意など欠片も込められていない。人の精神を逆なでするだけの行為であった。
「フォン? 技術中佐? ………あぁ、思い出した」
 マモトはそこまで聞いてようやく記憶の引き出しに心当たりを見つけたらしかった。だが彼の記憶から見つけられたキーワードは彼の好まない性質のものであった。
「確か一〇年以上前か? アメリカから亡命してきたドイツ人技術者がいたと聞いている」
「おや、軍のみならず政府首脳部にも名高いマモト大佐に覚えていただいていたとは………光栄の限りですなぁ」
「いや、さすがに貴様ほどの有名人ともなれば稚拙な脳みそしか持たない俺でも名前を記憶しているものさ。ロシアに渡ってからもなかなかに外道で鬼畜な研究をしていると聞いているぞ」
「……………」
「……………」
 二人の間に不穏な空気が流れる。二人とも、互いに相手のことを嫌うことに決めたようであった。
「………で、ギュゼッペ技術中佐は何故ここにいる?」
 しかしマモトは一旦話題を変えることにした。何故ならばもうすぐしたらアンナが氷を持ってくるはずだから。アンナの前ではあまりダーティな面を見せたくないマモトであった。
「あぁ、リベル政府からの要請がありましてね」
「要請?」
「ええ、ある件で私の協力を仰ぎたいと。ついでですから私もここで自分の研究を試していくつもりですよ」
「ちょっと待て! ここで『カルネアデス』の実験を行なうつもりか!?」
「ええ。そのことに対する本国の承認はいただいておりますから」
 ギュゼッペは勝ち誇り、一枚の書面をマモトに突きつけた。
 その書面には確かに「ドミトリー・フョードロヴィッチ・ウスチノフ」というソ連国防相の名前がしたためられており、リベルでの『カルネアデス』の実験使用承認の言葉も刻まれていた。
「バカな………ウスチノフ国防相が………」
 思わず椅子から立ち上がるマモト。勢いよく立ち上がりすぎたために椅子がハデに音を立てて倒れた。
「そういうわけです。では今日は挨拶に来ただけですので、これで失礼させていただきます」
「……………」
『カルネアデス』の件で納得がいかない様子のマモトであるが、黙ってギュゼッペを見送ることしかできなかった。不満の気をくゆらせながら立ち尽くすしかないマモト。
 しかしマモトの聴覚はガラスの割れる音を捉えた。………ガラス?
 いぶかしんで音の方を見ると、そこにはギュゼッペとアンナ。アンナは尻餅をついて転んでいた。そして床にはアンナが作ったカキ氷がぶちまけられている。どうも先ほどのガラスの割れる音はカキ氷といれていた皿が原因のようであった。
「あぁ、マモト大佐。私は何もしていませんよ」
 ギュゼッペはアメリカ人のように深く肩をすくめた。
「たまたまこの部屋の入り口で鉢合わせになってぶつかってしまい、彼女がこけて………」
「あぁ、わかった、わかった。それよりアンナ、大丈夫か? ガラスの破片でどっか切ったりしてないか?」
 手をヒラヒラと泳がせてギュゼッペの言葉を封じるマモト。代わりにアンナの許へ急行した。アンナはマモトの言葉にフルフルフルと顔を横に振った。しかしマモトはアンナを抱きかかえ、ガラスの破片から遠ざけた。それもいわゆる「お姫様抱っこ」という奴で。
「………ところでマモト大佐。彼女は一体?」
「俺が保護している女の子だが、どうかしたか?」
 アンナを抱きかかえたままでマモトは言った。アンナは小柄な方なので軽々と持ち上げることができた。
「ほぅ………」
 ギュゼッペは舐め回すかのようにアンナを見る。ギュゼッペの粘つくような視線にアンナはマモトの影に怯えて隠れてしまった。
「まぁ、私はこれで失礼しますよ」
 ギュゼッペはそう言うとマモト邸を後にした。
「ふん………嫌な野郎だぜ」
 マモトは去り行くギュゼッペの背中に鼻を鳴らした。



 一九八三年八月一五日午前一〇時三分。
 リベル政府軍の最前線ライン。
 それは人が隠れるための塹壕と戦車の車体を隠す深めの塹壕で形成されていた。
 規模的には歩兵が二〇名足らず。戦車はT−72が四両配備されていた。
 基本的にこの手の塹壕戦にPAは登場しない。それは塹壕戦ではPAの最大の特色である機動性が殺されてしまうからであった。
 PA部隊は常に一歩退いた後方で待機し、敵の攻撃があり次第すぐさま迎撃に向かうのが常であった。
「さすがはマモト大佐。陣地構成も完璧だな」
 リベルの地図に描きこまれた塹壕ラインを見たギュゼッペはそう評した。その場にはギュゼッペの他に数人の科学者、そしてPA操縦者用パイロットスーツに身を包んだ男が一人いた。
「し、しかし中佐………本当によろしいのですか?」
 白衣を着た科学者の一人がおずおずとギュゼッペに尋ねた。
 ギュゼッペは自分に尋ねた科学者を冷ややかに見た。氷のように冷たい視線は科学者の恐怖心を刺激した。
「み、味方を攻撃するなんて………」
 しかし彼は勇敢にも言葉を続ける。だがギュゼッペの返答は銃声であった。ギュゼッペに質問し、翻意を迫った科学者は腹を撃たれてうずくまる。
「な、何を………」
 腹の銃創から全身に駆け渡る痛みに歯を噛み締めながらも言葉を搾り出す。
「君は優秀な助手だった。だがこの世の摂理をわきまえていないな」
 ギュゼッペは愛用のルガー拳銃を彼の頭部につきつける。そして引き金にかけられた指に力を………
 九ミリパラベラム弾の薬莢が床に落ちる。他の科学者たちはギュゼッペに対する恐怖で顔が引きつっている。
「………ふむ」
 ギュゼッペは左手を顎に添えて何かを考える。
「さて、ハーグ君」
 ギュゼッペはパイロットスーツの男に向けて言った。
「今の銃声は合図だ。このリベルの戦場の、新たな幕開けの。そしてリベル解放戦線の傭兵たちに教えてやるがいい。その、新たなステージが始まったことをな」
 別段ギュゼッペの行動にも興味を示さず、淡々としていたPA乗りであったが、「傭兵」という単語を聞いた時、その瞳に激しい炎が宿った。その炎は暗い憎悪の色をしていた。
 彼の名はハーグ・クー。しかしそれは本名ではなかった。彼の本当の名はボフダン・ペーシャー。かつてリベル解放戦線のリベル人のみで構成されたPA部隊『破邪の印』の隊長だった男。しかし「マーケット・ガーデン」作戦にて彼の部隊は全滅し、重傷を負った彼は捕虜となった。そして彼の才能を惜しんだリベル政府軍によって洗脳されて、ハーグ・クーの名を与えられて復活したのであった。
 彼はギュゼッペが用意したPAに乗り込む。
 それは大日本帝国の第三世代PA 四〇式装甲巨兵 侍。かつて、彼がペーシャーだった頃の愛機であった………



 同日午前一一時一四分。
「おい、スチョーパ!」
 リベリオン市内から車で一〇分ほど郊外に出たところにあるソビエト人民義勇隊が使用するペルーン基地。元々はリベル政府軍の基地であったのだが、ソビエト人民義勇隊が今は借りている施設であった。
 ペルーン基地の司令室にマモトは怒気を爆発させながら、足音も乱暴に入ってきた。今のマモトはアンナの前で振舞う「マモトさん」ではなくて「マモト大佐」として行動していた。
「これは本当なのか!?」
 マモトは一通の報告電を司令室の机に叩き付けた。
 マモトが何故怒っているのかを知るスチョーパは、マモトとは対照的に落ち着いていた。すでにマモトの質問に対する答えも用意されていた。
「はい、本当です。最前線を護る第一六戦車小隊と第二〇四歩兵小隊はりベル解放戦線のPAの襲撃を受けて全滅………生存者すらいないようです」
「クソッタレ! あの野郎ども、ふざけやがって………休戦協定破りたぁ、許せねぇ!!」
 マモトはしたたかに右拳を左手のひらに打ち付けた。
 そして司令室の電話を取る。
「………あぁ、クリフォード首相ですか? マモトです。………ええ、奴らめ、やってくれました! 今すぐ反撃の許可を頂きたい!」
 そして一言二言の会話の後、受話器を切ったマモトはすぐさま前線で待機している部隊に連絡を取る。
「………そうだ! 全部隊に通告しろ! これより我が軍は総攻撃を開始する!!」



 一九八三年八月一六日。
 リベル政府軍の総攻撃開始からわずか一日後。
 リベル政府軍――いや、ソビエト人民義勇隊はリベル解放戦線の部隊を瞬く間に撃ち破り、前線を一五キロ前進させていた。
「おかしいわ………」
 新たに書き換えられたリベルの勢力圏図を見ながら、リベルに滞在する女性ジャーナリストのエルザ・システィーは呟いた。
「リベル政府軍はソビエト人民義勇隊に総攻撃命令を下したわ。まるでこの戦いでケリをつけるとでも言わんばかりにね」
 サーラ・シーブルーはソビエト人民義勇隊の総攻撃開始以降、傭兵派遣会社『アフリカの星』リベル方面陸上部隊総責任者であるカシーム・アシャの補佐に不眠不休の働きをみせていた。しかし今、戦闘が小康状態になったのを見計らってエルザと話をする機会を作ったのであった。
「サーラ、一つ尋ねるけど………」
「エルザ、貴方が何を尋ねたいのか大体わかるわ。………今のリベル解放戦線は戦力がまったく足りてない。ソビエト人民義勇隊の総攻撃を跳ね除けることなんて不可能よ」
「圧倒的に有利になった政府軍の戦力を削ぐための攻撃命令だと思ったんだけど………」
「とてもじゃないけど今の私たちじゃ無理ね………このままソビエト人民義勇隊の戦力に呑まれるのがオチよ」
 二人の美女は何も言わず、ただ地図だけを見つめる。
「おお、こんな所にいたのか!」
 四〇代半ばの浅黒い肌を持つ男が入ってくる。彼こそがカシーム・アシャであった。
「司令………何か前線で動きでもありましたか!?」
 サーラは事態が再び動いたのかと咄嗟に身構えた。
「おお、この状況を何とかしのげる目処がたってな!」
「何ですって!? アシャ司令、それは本当ですか!?」
 エルザが驚きに体をビクッと振るわせる。エルザの大きな胸が体の振るえ以上にプルンと揺れるのを見たアシャは目尻が思わず下がりそうになるのを懸命に堪えた。
「あ、ああ………大日本帝国が我々に援助を申し出てきたんだ」
「日本が!? まさか日本はソ連との全面戦争をも辞さないとでもいうのですか! 世界大戦に発展しますよ!?」
「いや、違う。名義上は大日本帝国だが、この援助を申し出たのは我々の仲間さ!」
「仲間? まさか………」
 サーラの知人に日本人は少ない。しかし一組だけ思い当たる節があった。
「そうだ。かつてこのリベルで同じ釜の飯を食っていた、タバタが新型機を伴ってこっちに来るのさ!!」
 タバタ。本名は田幡 繁。大日本帝国陸軍装甲阻止力研究所(通称『甲止力研究所』)保髏死畫壊設計局の若き俊英であり、新型PA設計のためにリベルにやってきた男。そしてリベルで『ソード・オブ・マルス』の隊員であったマーシャ・マクドガルと恋仲になり、二人は大日本帝国に戻って新型機の開発に勤しんでいた筈であった。
 そんな田幡はリベルを発つ際にある約束をハーベイたちと交わしているという。曰く「僕の設計したPA。一号機が完成したらそちらに送りますよ!」。彼はその約束を護るために帰ってくるのであった!!
「で、でも新型機ってまだ試作段階で、一機しかないのでは?」
 エルザが心配げに尋ねた。
「いや、あの大日本帝国が誇る保髏死畫壊設計局が、アメリカと共同で、採算を度外視して作った機体らしい………」
 大日本帝国甲止力研究所の保髏死畫壊設計局はある種の伝説的設計局であった。ここはあの日米戦争の際に一両で第二次二・二六事件を撃ち砕いた最強超重戦車 魔神皇帝を生み出している。それだけに期待は大きく膨れ上がる。
「これで俺たちの戦略方針は定まった! タバタが到着するまで、時間を稼ぐだけだ!!」


第二六章「The flame of purification」

第二八章「GUN FREEDOM」

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